洛タイ投書箱



仮称・宇治川太閤堤跡歴史公園に関する「ある市民の声」
2016年 3月 15日


◆…37億円÷18万5千人=負担額1人当たり2万円。この数字はすごく乱暴な数値だが…。
◆…洛南タイムス紙平成28年2月16日付の宇治市16年度の当初予算案に計上された太閤堤関係の(債務負担行為の限度額も含む)予算を宇治市の人口で割った場合の一人当たりの負担額であり、懸案となっているウトロ地区の住環境の改善が4億6千万に比較して、いかに巨費を投じるかが一目瞭然である。
◆…さて私は今回の太閤堤の事業には条件付での賛成派であることを冒頭に述べさせていただきたい。2012年12月久保田市政からバトンを受け継いだ現山本市長は府議からの見事な転身の中で市政運営をソツなくこなし、今年総仕上げの年を迎えられる。是非、次期市長に立候補をしていただきたいと願う一人でもある。
◆…今回、宇治市政だより2月1日付の一面トップに歴史公園のイメージイラストが掲載され、その考え尽くされたイメージは、今すぐにでも着工できる様相を呈して感心して拝読しました。続く同2月15日付には、一面右下に今度は「決定してませんよ」の注意書き(フライング?)そこで「ある市民の声」として、この投稿を御紙に送らせていただいた次第です。
◆…昨秋、私は機会があり、池田市にあるインスタントラーメン博物館と吹田市にあるミスタードーナツ博物館を見学してまいりました。さすがに一流企業の付帯設備であり、見事で興味を注ぐ展示ばかりで、たくさんの見学者が訪れていましたが…。実はバスも自家用車も駐車するスペースはなく、ラーメン博物館は徒歩10分の池田市役所に乗降のみの停車でした。これを今回の太閤堤と照らし合わすと、あの狭い三室戸駅や京阪宇治駅に流れ込むべき右往左往のナビで訪問されるドライブ観光客のブーイングが予想できますし、地域交流センターとの併設は地元の日曜日の催しと重なると、宇治市民からも観光客からもクレームが予想されます。とかく行政のトップは箱物に執着する傾向があるとお聞きします。文化センターのレストラン、植物園の喫茶室、産業会館のレストランともに開設当初の予想に反し運営は苦慮されているようです。
◆…今回「PFI方式」という伝家の宝刀で民間活力の玉虫色の落としどころは、なぜかしら不安を持つのは自然ですし、今回ほど市議会の一般質問が歴史公園だけで喧しいのも珍しい。そこで私は車やバス、そしてなにより地元住民の住環境を優先に考え計画を縮小し、宇治市直営の回遊式散策観光ポイントと公民館は分離分割し、現行の場所が複線電化で無理なら鉄道、車のアクセスのいい場所、または文化センターを一部改良して合併も考慮に入れる方が良いように、素人ながら思います。
◆…今回の市議会の応酬は市民の代弁者として、かなりの反対者が地元の市会議員に訴えているのではないでしょうか?
◆…私には今回のことが、なぜか国立競技場があれよあれよの間にびっくりするような予算となり、国民から沸き起こる大ブーイングの中、安倍総理の一声で白紙撤回されたことがオーバーラップしてなりません。
◆…今回、山本市長が強引に「PFI方式」で予算の執行を行い、その推進役として12月の市長選を迎えられたとき、野党のみならず地元住民にくすぶる反対の意見を聞き取れなかったとの思いが対抗の市長候補者を選挙戦の勝利または接戦に持ち込むように思えてなりません。多分市長も「PFI方式」に関し、他の行政の失敗例や成功例を入手されて今回に臨んでおられると思いますが、今年に入ってからの株価低下、日銀のマイナス金利など非常に不安定な経済状態の中で基礎体力のある企業を見つけることはなかなか難しいと思います。
◆…白紙撤回とまでは言いませんし、今後も市政運営をお願いしたい市民の一人として宇治市が責任の持てる「PFI方式」ではない独自の歴史公園の開設をお願いし、「これは山本市長時代にできた宇治の公園だ」と胸を張れることを切に望んでいます。これからも市政運営よろしくお願い致します。
(小倉在住・寺川)

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