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城陽市の職員採用試験について
2015年 8月 4日


◆…城陽市では職員の採用試験において、来年度から一般教養試験も専門試験もせずに、小論文と面接のみで合否を判定するとのこと。
◆…難しい公務員試験を敬遠する向きもあるが、一旦採用されれば、リストラも整理退職もない安定した職域であるからこそ、公務員としての最低限の能力が求められるのは当然であると思う。
◆…学科試験をなくすことで受験者は増加するのだろうが、小論文や面接だけで公務員としての基礎的教養が備わっていると判断出来るのか。
◆…近年では公務員予備校がにぎわっており、そこでは、小論文の書き方や模擬面接試験の練習もしている。
◆…元気で活動的、礼儀も正しいと思えたものが、採用後、その片りんすらも見られないという例はいくらも見いだせる。
◆…そこで鍛えられた見せかけだけの「意欲」や「向上心」を試験官が的確に見抜くことが出来るのか甚だ疑問である。
◆…さらに言えば、これまでの学科試験をクリアするというハードルがなくなれば、試験官の心証による判断に頼ることになり、好き嫌いでの判断や有力者からの圧力による不公正な採用も懸念されるのではないか。
◆…また、合否判定の透明性をどのように確保できるのか疑問であり、その意味で、仮に不採用者から異議申し立てがあった場合に、納得できる説明が出来るのかも懸念される。
◆…城陽市では、管理職員による破廉恥罪での逮捕者を出したばかりなので、一層厳格な職員管理と共に全国で初などという言葉に酔うことなく、採用試験の公正さがさらに確保されるよう期待している。(元地方公務員・廣野信)

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