洛タイ投書箱



一強自民、一恐公明に問う
2015年 7月 15日


◆…時代は今や昭和20年8月の太平洋戦争終結後、生を受けた国会議員が、衆参合わせて約90%を占めています。戦争の欠片(かけら)も知らない議員が連日、「平和法案」だ「戦争法案」だと国会で審議を続けているようですが、提案与党の自民・公明両党に一言申し上げたい。
◆…太平洋戦争末期、昭和19年頃に見た情景が今でも鮮やかに思い浮かびます。山里の村に突如、都会から大勢の学生が押し寄せたのです。勤労奉仕にやってきた彼らは水田で、苗床作りのため一斉に足踏みをしていました。綺麗な直線を描きながら、泥まみれで懸命に作業をする姿は、幼心にも尋常ならざる雰囲気を感じていました。
◆…また、民家の白壁は、墨で黒く塗りつぶされ、電球の笠を外しアコーディオンのような黒いカバーを掛け、光が外に漏れないようにと細工がされました。葉っぱが屋根代わりの防空壕等々、およそ米軍の圧倒的な戦力を防ぎようのない幼稚な防御策が、真剣に行われていました。
◆…こうした「戦争の光景」を幼心に焼き付けられた私には、8割以上の国民が今国会での成立に反対している法案を、ゴリ押しで通そうという現政権の姿に、戦争前夜の危機感を覚えます。法案の国会提出より以前に、アメリカで「夏までの成立」を約束し、「審議時間の目安80時間を超えた」と来週中の衆院採決を目指すというのは、余りにも強引すぎます。
◆…高村正彦自民党副総裁は「安保条約締結時も大反対が起こったが、今では当り前の政策だ」と、いくら国民やマスコミ、憲法学者らが反対しても、法案を成立させると豪語。公明党の代表も「我が党がブレーキ役を果たし、国民の理解が得られる立派な法案になった」と胸を張っています。公明党は、創価学会の支援を受けて活動する政党です。私の知っている多くの会員は、公明党は生活を豊かにしてくれる政策や世界平和を推進する政党と認識していると思っていました。与党政権の仲間入りし、他野党の自民接近による存在感の希薄化を恐れ、おこぼれの利権のような政策をいただき、日本の誇りの「真の平和」を放棄しているのではないでしょうか。
◆…我が子を自衛隊に入隊させ、他国の戦争に命を懸けさせる覚悟をお持ちの国会議員さんはともかく、平和を願う国、地方の議員さんにお願いします。どうか、湧き上がる国民の疑念の声が、国会に届き、仮にも「安倍独裁政治」などの批判が事実にならないよう尽力して下さい。
(「平和を願う一国民)

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