洛タイ投書箱



野外の集落博物館づくりを
2015年 3月 14日


◆…20数年前にもなろうか。京田辺市で歴史資料館づくりに熱い論議が交わされたが、結局実現しなかった。どの家庭でも納屋や倉庫や土蔵といったものがあって、生活用具類を収納している。市町村だって過去の大切な記録保存に施設は必要なことは言うまでもない。だが、もうそんな実現しない施設はあきらめた。
◆…そこで、今あるものを利用する、集落ごとの野外博物館構想を提言したい。集落は大字ごとを単位とする。私たちの住んでいる集落には立ち止まって見ると学校があり、神社があり、古寺がある。
◆…中に入ると、古木名木があり、奇石もあれば古い民家もある。由緒ある地名や伝説、昔話、産業遺物もあれば、そこには、すぐれた技能をもった人たちや長寿を誇る古老もいる。年中行事の祭礼、新しくは個人画廊や各種収集展示をしている人たちもいる。また、「おらがムラ」を研究しているシニアもいて案内をする人だっている。
◆…そうした集落の興味を持つ人たちが集まって、まず「私の集落のマップづくり」からはじめよう。行政はハコモノの博物館を建てるよりも持ち出しは少なくてすむ。マップづくりをすると、集落めぐりのコースは、半日、一日の二通り。しかも歩いて回るのだから健康によい。
◆…各地にある100円、50円コーナーに足をとめる人もあれば、お茶屋さんで茶を求める人もあろう。集落ごとに智恵を出し合い、高齢者が増えてもうすぐ限界集落だと言う前に、先人たちの歴史の声に耳を傾け、私たちの住む集落の再生を図ろうではないか。
◆…そこで一言、地方行政に携わる人たちよ、市民から高給取りとか、サラリーマン化しているとか、陰口批判される前に、もっと身近な市民に目を向け、会話をすべきで、新しいまちおこしを進めてほしい。
(京田辺市草内・古川章)

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