京都:山城地方のニュースをお伝えします

2017年3月24日

PHOTO FLASH
まちを愛し、人に愛され
きょうの一枚


京都盛り上げに尽力4年
落語家・月亭太遊さん

 「京都府住みます芸人」として、府内のさまざまなイベントに参加し、地域を盛り上げてきた若手落語家、月亭太遊(たいゆう)さん(32)。「井手町名誉応援隊長」としても活動してきた太遊さんだが、4月より拠点を九州に移動する。約4年間の府内での活動を振り返るとともに、今後の展望を聞いた。

 2013年、吉本興業(大阪市)が各都道府県に配置している「住みます芸人」に任命され、京都市内での生活を始めた太遊さん。京田辺市で「ふるさと劇団」を立ち上げたり、丹後建国1300年記念事業PR特命係長を始めとした府内各地の大使を務めたりと、精力的な活動を行ってきた。
 その際、行く先々で口にしていた「この街に住ませてください」の一言に乗ったのが、汐見明男井手町長。14年11月、「井手町名誉応援隊長」に就任し、同町に住みながら、定住促進をアピールする役割を担ってきた。運動会などで町民みんなが顔を知る存在になり「井手町がホームグラウンドになった」と振り返る。
 また、町の人たちが、観光地や名所ではない所で、地元を愛する気持ちを深く持っていることも、同町に住んで実感したことだという。このことが、出身である大分県への思いにつながった。

ーーー昨年4月に発生した熊本地震。生まれ育った地が被害に遭い、芸人として何ができるのか、「住みます芸人」としての経験が活かせないかと考えるようになった。九州に落語家がいなかったということもあり、拠点を移すことを決めた。
 4月から、10人の様々なジャンルのアーティストが生活、創作、表現まで行う、大分県別府市の「清島アパート」で活動を始める。おもしろい場所に住みたいという太遊さんらしい、ワクワクするような空間だ。
 「地域を盛り上げることは、一筋縄ではいかない」と話す太遊さん。修行に行き、勉強したことを井手や京都に持ち帰りたいと意気込む。
 外向きの観光地としての姿しか知らなかった京都で4年を過ごした。実際に住むことで、密な人間関係を築くことができたといい、独自の文化をより深く知った。その間に自身が発起人となり育てたイベントが、今後も継続して行われることで「初めて根付いたと言える」と、後継に期待している。
 今月末の引っ越しも手伝ってくれるという井手町役場の人たち、「近所の兄ちゃん」として接してくれた”おばちゃん”たち。井手町だけでなく府内全域でお世話になった人は数えきれない。その一人ひとりを思い懐かしむ様子は、たくさんの人に愛されてきた太遊さんだからこその表情だった。
 明日25日(土)午前11時〜、JR玉水駅前休憩所さくらで「井手町さくら寄席」を、同じく京都府住みます芸人の漫才コンビ「タナからイケダ」と行う。凱旋公演もそう遠くはないと信じているが、いったんは見納め。雄姿をしっかり焼き付け、送り出そう。【島田真央】
【写真は、落語家・月亭太遊さん】

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