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2018年 7月 9日

TODAY NEWS

世界で13台現存の超お宝も
城陽市歴史民俗資料館

インベーダーからファミコン



 アナログ世代からデジタル世代まで、懐かしさと驚きと面白さがてんこ盛りの展示会「CONTINUE〜“ゲーム”90年の歴史」が、文化パルク城陽4階「城陽市歴史民俗資料館」(歴民)で7日から始まった。どの家庭でも1台や2台はあると思われるテレビゲーム機から、アジアで初公開というセキュリティボックスに収められた超お宝ゲーム機までを堪能できる。老若男女に一見の価値あり。

 歴民は、10年前の2008年夏季特別展「昭和のおもちゃとこどもの遊び」に、城陽駅前商店街で玩具店を営んでいた田中清さん(79)から、廃業を機に寄贈を受けた昭和初期から昭和50年代(1965〜1974)のおもちゃを展示した。今回は、その後現在までの「ゲーム機」に焦点をあてて紹介している。
 ゲーム機の大きな流れは、昭和40年代後半(1970〜1974)に、ゲームセンターに大型ゲーム機が設置され、同50年代(1975〜1984)に入ると、家庭用ゲーム機が登場、今では見知らぬ人と対戦したり、電話機や時計で遊べるなどコンピューターを駆使した仮想空間は無限に広がっている。
 日本でテレビゲームと言えば「任天堂」が思い浮かぶが、原点はアメリカ。昭和47(1972)年、世界初の家庭用ゲーム機「オデッセイ」が、マグナム社から発売された。現在、世界中に13台しか残ってない超お宝の1台が、会場に展示されている。1982年にドイツの博物館で展示されたことがあるものの、アジア地域では初展示となる。間近かで、手に取るように見ることができるのは、世界でも初めてと、企画した寺農織苑学芸員(25)は胸を張る。もちろん、厳重にボックス内に収められている。
 展示室に入ると、いきなり右側には、昭和50年代に、ゲームセンターに設置されていたアーケードゲーム機が並んでいる。その内の1台は、アメリカのアタリ社が昭和47(1972)年に製造した世界初のアーケードゲーム機「ポン」。昭和53(1978)年に登場し、日本中の喫茶店を“侵略”したのが、「スペースインベーダー」。テーブルがゲーム機になっていて、お金を入れるとゲームが楽しめた。
 日本でテレビゲームと言えば何と言っても任天堂の「ファミコン」。昭和58(1983)年に発売され、爆発的ヒットで、トランプ製造の会社を一躍世界企業に引き上げた。最新の「スイッチ」は、据置でも携帯でも使用でき、ネットを通じて世界中の人とゲームが楽しめる。会場にはこれまでに発売された、ほとんどのゲーム機が展示されている。
 このほか、「黒ひげ危機一髪ゲーム」「人生ゲーム」「オセロ」など古典的ながら、現在も息長く使われているゲームもある。マニアに受けそうなのは「ゲーム雑誌」。攻略、裏技などの情報がちりばめられ、唯一の情報源として、好きな人はむさぼるように読んでいた。
 展示会場内には、実物が685点、パネルが211点。「よくぞ集めたもの」と鑑賞者の胸を打つ展示物は、ゲーム機に詳しい寺農学芸員の知人をはじめ、立命館大学ゲーム研究センター、大阪商業大学アミューズメント産業研究所、生駒ふるさとミュージアムなどの協力を得た。
 なお同資料館は、入館料おとな200円、小・中学生100円だが、市内在住の小・中学生及び65歳以上の人、障害者手帳保持者は無料。【藤本博】
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