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2018年3月12日

TODAY NEWS

国道24号線渋滞何故消えた
城陽市都計審

マスタープラン最終案答申



 城陽市が、2027(平成39)年度を目標年次として策定した「都市計画マスタープラン案」が10日、福祉センターで開かれた「城陽市都市計画審議会」(委員長=中川一京都大学教授・委員17人)に諮問され、即日答申を受けた。プランは、新名神高速道路の全線開通(2023年度)を好機とし、山砂利採取跡地開発を中心とした交通網の整備などを中心に置いたものだが、この日委員からは、国道24号線の慢性渋滞や、新たな開発道路が市民生活に及ぼす影響などに懸念の声が出された。

 マスタープランは、昨年3月に策定された「第4次城陽市総合計画」(17〜26年度)を踏まえ、都市計画法に基づき、まちの将来像や具体的な整備の方針を示すもの。02年に策定され、09年に改定、今回さらに見直しを行うもの。
 この日の審議会は、前回審議会の議論、市民のパブリックコメント、関係機関との調整などを踏まえ修正された「最終案」が示され、委員間で意見が交わされた。修正箇所として@国道24号線山城大橋〜新池交差までの間を「渋滞箇所」としていたものを解除A都市計画道路東部丘陵線を「地域交流軸」に位置付けたB仮称の南城陽バイパス及び新青谷線を「構想路線」としたC国道307号線沿いの「土砂災害警戒区域」を表示D基本的な進め方で、市民意見を踏まえ「行政」「市民」に「事業者」を加え、それぞれの役割を明示した。
 委員からは@で国道24号線が「渋滞箇所」から外されたことに疑問の声が出された。市は「2015年に国が行った交通量調査に基づくもの」と説明したのに対し委員は、「交通量の多少と渋滞の有無は別。最近は特に、ダンプカーが増加しており、渋滞はすさまじい」と指摘。市は「慢性渋滞は把握している」としながらも、「24号線東西線の4車線化、国道宇治木津線の計画、新名神の開通などで緩和される」との見通しを明らかにした。
 さらに、「構想路線」に格下げされた南城陽バイパスについて「現行の東城陽線を変更して付け替えるべきという声が多い。5年後にアウトレットがオープンすれば、国道24号線の渋滞は緩和されない。JR青谷駅で行き止まりになる新青谷線は、地元住民は生活基盤が脅かされると危惧している」などと生活者の視点からクレームがついた。市側から直接の回答はなかったが、市民生活を犠牲にして開発に前のめりになっているのでは、との市民意識を反映したやりとりとなった。
 審議会ではほかに、新名神高速道路のスマートインターチェンジと幹線街路「東部丘陵線」を結ぶアクセス道路(延長4760b)の変更案(延長距離が270b長くなった)が付議され、全会一致で承認された。
 道路計画案は、城陽市が昨年8月14日、市議会建設常任委員会に示したもの。建設費は約4億円とした。今後、3月中旬に京都府との間で法定協議が行われ、3月下旬には都市計画の変更が決まる予定。このほか、東部丘陵線の事業評価についての報告が行われた。【藤本博】
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