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2017年 4月 19日

TODAY NEWS

文武両道、OBが指南
府立莵道高校

看板クラブの顧問に先輩就任



 府立莵道高校(宇治市五ヶ庄、今川雅之校長)のボクシング部、アーチェリー部に現役時代はインターハイに出場した2人のOBが母校の教諭として舞い戻り、全国大会でも優勝経験のある看板クラブの黄金期の復活に向け、指導者として新たな道を歩んでいる。1年生が意中の部活を決める締め切りは今週末。母校の教壇に立つ2人のOBは「自ら選んだ競技が好きになれる選手を育てたい」と張り切っている。

 ボクシング部顧問はマットを敷いた“廊下リング”時代の莵道高校でボクシングを始め、インターハイに出場した中山翔太教諭(27)=宇治中出身=。
 日大に進み全日本で準優勝。ロンドン五輪出場をかけた世界選手権(2011年、アゼルバイジャン)にも出場経験がある。
 今月のWBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチで京都府初の世界チャンピオンに輝いた久保隼選手(27)は南京都高(現・京都廣学館高)時代からの良きライバル。
 久保選手は東洋大に進み、学生時代には同じ京都府出身で国体予選でも対戦し、久保選手に勝って国体出場も果たすなど、ボクサーで鳴らした。
 母校の教諭(体育)としてボクシング部の指導を始めて今年で5年目。3年生が引退し、目下の部員はゼロだが、新入生歓迎会での自らの部活紹介が功を奏し、3人の女子生徒が入部を打診している。
 ボクシングはハングリースポーツの代表格として有名。部員はゼロだが、東宇治スポーツクラブの児童らが毎週火曜日に同部で練習しており、自分の後に続く後輩の入部への期待は大きい。
 中山さんは「夢はチャンピォンを育てることだが、競技者として入部する者だけでなくボクシングの普及をめざして入部する者にもこの学校で自分が学んだことを恩返ししたい」と話す。

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 莵道高の看板クラブとして一時代を築いたアーチェリー部には今春から国語教諭としてOBの多賀子竜(しりょう)教諭(24)=宇治中出身=が着任した。
 多賀さんは中学まで柔道をしていたが莵道高に柔道部がなく、中学時代の先輩がいたアーチェリー部に入った。
 2年の春に全国選抜に出場し、3
年生の時にインターハイ(個人戦)に出場した。アーチェリーは同志社大に進んでからも続け、インカレにも出場している。
 アーチェリー部は男子団体で2回、女子団体で2回の全国制覇を果たし、女子個人戦でも優勝。ワールドカップやアジア大会、世界ジュニアにも選手を送り込んでいる。
 文武両道を実践する強豪クラブだが、近年は低迷しており、現役時代に活躍したOBの顧問就任への期待は高まる。
 多賀さんは「僕は雑な方だったので、丁寧に競技を続ける選手を育てたい。よい素質を持っている部員も多く、勝グセをつけてほしい」と抱負。母校の指導者として着任ほやほやだが、後輩たちには「落ち込み方にも二通りあり、正しい認識を持って落ち込め」と叱咤激励している。
 学校では、頼もしい先輩たちのあいつぐ母校での活動に「黄金時代を知る指導者のもとで大きく羽ばたいてほしい」とOB顧問の活躍に期待を寄せている。【岡本幸一】
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