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2017年 4月 19日

TODAY NEWS

届け心奏!観客へ、そして熊本へ
京田辺市立大住中吹奏楽部

八幡で定期演奏会



 京田辺市立大住中学校(稲葉良岩校長)の吹奏楽部(森本爽香部長、59人)が八幡市文化センターで16日、節目となる第30回定期演奏会「スプリングコンサート2017」を開いた。普段の活動の成果を発表するとともに、熊本への震災復興を応援するステージも披露。観客から惜しみない拍手が送られた。
 会場には保護者や近隣市町の住民など、900人以上が訪れ、同部の演奏に期待する多くの人で席が埋まった。
 部員たちが目指しているのは「心奏」。自分たちの演奏を聞いてくれる観客の、心に響く演奏を追求し、日々練習に取り組んでいる。
 開演に先立ち石井明三京田辺市長が「市の吹奏楽部をリードしてくれている大住中学。熊本に力強さを与えてくれることを確信している」とあいさつした。
 演奏会は4部構成で開催。1部は、17年度全日本吹奏楽コンクール課題曲などを披露した。音の強弱や、揺れ動く感情変化の表現が難しい「Bye Bye Violet」も、部員たちはそれぞれの楽器の音色を1つにまとめ、1つの楽曲として作りあげた。
 2部は、桃園ジュニアバンドがゲスト出演。いきものがかりの「ありがとう」など2曲を丁寧に演奏し、節目の演奏会に華を添えた。
 くまもと応援ステージと題した3部は、くまもんの面を頭につけ、昨年流行したポップスなどを披露。コスプレをした部員が「パーフェクトヒューマン」や恋ダンスを踊ったりと、明るく楽しいステージを繰り広げた。
 「熊本に元気を届けるのなら、私にも協力させて」と登場したのは京田辺観光大使のキララちゃん。部員と一緒に「くまもとサプライズ」でダンスを踊り、可愛い笑顔を熊本に届けた。
 府内で最初に熊本地震の募金活動を行った同校。震災を知り、防災活動を続けていく中で「普通に生きていけることが幸せだと知った。楽器を演奏できることの喜びを感じた」と伝えた部員たちは「私たちの元気、皆さんの元気を熊本に届けましょう」と呼びかけ「YOUNG MAN−YMCA−」を演奏。観客と一緒に熊本へ復興の願いを送った。
 幕間で、「30年とは言葉で言うほど簡単ではない。中学生活は3年間。多くの部員たちが日々の努力を続け、つなげてきたからこそ今日を迎えられた。私が赴任してからも、吹奏楽部の練習の音を聞かなかった日はない」と話したのは稲葉校長。4部ではOB・OGも加わり、総勢100人を超えるメンバーで圧巻のステージを披露した。
 音の厚みが増したのは、ただ人数が増えたからではない。大住中吹奏楽部の30年以上に渡る歴史と伝統が、その厚みを増したのだ。その迫力に圧倒される人もいれば、音に込められた歴代部員の想いに胸を打たれ、目に涙を浮かべる人もいた。
 全てのプログラムを終え、幕が下りるまで観客からの拍手がやむことはなかった。そして幕が下りたあとも、観客の心の中には、部員らの奏でた心奏が響き続けていた。【谷貴生】
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