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2017年 4月 17日
RAKUNAN TIMES

造り出しに埋葬施設何故?
城陽市歴史民俗資料館
久津川車塚の謎にスポット


 「古墳のまち」城陽市の歴史民俗資料館(文化パルク城陽内)で15日から、春の資料紹介「古墳のできるまで2017+久津川車塚古墳発掘調査速報展」が始まった。とりわけ、昨年9月に発表され、大きな反響のあった国史跡「久津川古墳群」内にある、「久津川車塚古墳」の造り出しから発見された埋葬施設の謎に迫る「速報」は、全国レベルのテーマだけに必見。

 古墳は、土を高く盛り上げて造られた3世紀後半から6世紀にかけて、権力の象徴として地域の首長を埋葬した巨大な墓。この時代宇治市南部から城陽市北部にかけて、100基以上の古墳が築造されたが、中でも全長272bの大型前方後円墳「久津川車塚古墳」は、南山城地域を治めていた大首長の墓。
 今回の資料紹介では、久津川車塚古墳に焦点をあて、古墳の築造過程がひと目で分かる150分の1の模型(175a×175a)が展示されている。この模型、2004(平成16)年に市民59人が、3ヵ月半がかりで作り上げた力作。ほかに埴輪、土器、勾玉など出土品の実物22点に加え、写真やパネル類が48点展示されている。
 最大の見どころは、「久津川車塚古墳発掘調査速報」。昨年9月に、城陽市教委の調査で、中央部に設けられた造り出しが「南北31b、東西13b、高さ3・1b」と全国的にも最大級の規模であることが確認された。さらにその真下から、南北8b、東西3・5bの掘り込みが確認された。詳しく調査が行われると、勾玉や刀剣が発見され、埋葬施設であることが確認されたもの。造り出しは、大規模な古墳の多くに見られ、祭祀が行われた場所であることで知られている。しかし、その下に埋葬施設が造られていたケースは確認例がなく、貴重な発見となった。何を意味するものか、誰が埋葬されていたのかなど、資料をたっぷり使い、調査の概要が分かるコーナーになっている。
 期間は6月18日(日)まで。開館時間は午前10時〜午後5時。観覧料は大人200円、小・中生100円。ただし、市内在住の小中生、65歳以上、身体障害者手帳持参者は無料。



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